思春期と反抗期
2021-09-16
個人差はありますが、二次成長期は11歳くらいから始まります。
女子と男子の差はあり、女子の方がやや早めに始まります。
身体の変化もそうですが、精神的にも成長してゆく時期です。
これも個人差がもちろんありますが、
他人との差を感じ始めたり、親と自分の考え方に差を感じるようにもなります。
いわゆる「自我」が確立してゆきます。
「児童の自我の目覚め。」とは違って、彼らの経験してきた事や、人的環境の変化から自分で考えて行動をすることが家庭でも、
学校でも求められるようになり、自我(自分の考え)を持つようになります。
これが思春期・反抗期となります。
「思春期」とは、年齢や、ホルモン変化によって表現されますが、
「反抗期」とは明らかに、思春期に当たる少年少女が自分とは違った、もしくは求める反応と違う事や、考え方をしたときに使用される言葉です。
ですから誰かが反抗期と感じたとしても、違う誰かにとっては反抗期ではない。という事になります。
もし「反抗期だね。」と言われたら、「あなたにとってはそうかもしれないね。」と思うと気持ちは楽になります。
そして、「反抗期は誰かにとっての反抗。」でしかないのです。ただの思春期ですから。
自分なりの考えが発達していく、大切な時期ですから!
どんな人と接するのか、どんな環境で生活するのかは、心身の成長に特に重要になります。
この時期に親からの束縛や、干渉が苦痛となることがあります。これは自分の考えが、両親によって否定されたり、違った考えを押し付けられたりした場合に起こります。
子供は所有物ではないですし、この時期にはたくさんの情報が吸収されます。
ですから、「こういう考え方もあるよ。」「お父さんの時はこうだったな。」というように、大人としても経験を、「押し付けず、一つの情報。」として話をするようにしましょう。
親が思い描いていた子供の成長とは違う事があると思いますが、当たり前なんです。自分ではないのだし、時代も変わってきました。
自分たちの思春期の時代には考えもつかなかった、携帯電話の使い方、動画もいっぱい流れていますから、親から、学校から習わなくても、ネットでいくらでも情報が手に入る世の中です、親が何と言おうと、他の人の与える影響が強ければ、影響を受けるのが当たり前の反応です。
その影響による反応が良いか、悪いかの判断を大人として、経験者として、親として教えてあげるの方が大切です。