映画館効果
2022-03-14
「映画を見に行くメリット」
研究によると…
被験者51人が映画館で映画『アラジン』を見ている間、平均で45分間も健康な心拍数を維持していたといいます。
この場合の「健康な心拍数」とは、最大心拍数の45~80%。
この脈拍は、早歩きやガーデニングなど、軽い有酸素運動と同じ程度だそう。
映画を見ている人の心拍数は一斉に拍動することが多く、皮膚センサーで測定したときに、全員同じくらいの感情的興奮を経験していました。
研究では、自宅ではなく映画館で映画を見ることをオススメしているそうです。
たしかに、音の効果や集中力違いますよね!
映画館では、作品に没頭すること以外やることがないので、自然と物語に集中する。
そしてその状態を一定の時間維持することで、日常生活での問題解決スキルも向上させ、生産性を高める結果につながるそう。
2018年の研究では、映画館に定期的に行くことで、老年期のうつ病を防ぐのに役立つことが、2006年の米Heartの研究では、コメディ映画を見ることで血管が拡張して、心臓の健康につながることが報告されています!
健康に気をつけたい人は、映画館に行ってみては?
映画監督の押井守氏は著書「仕事に必要なことはすべて映画で学べる」の中で
人生を通して経験できることには限界があり、「人間に対する教養」を獲得していくためには、他人の経験を自分の経験として繰り込んでいくことが必要。
そのために小説や映画などの形式が存在していると書かれています。
人の心の機微や、どういった場合にどういう判断を下すべきなのか、しかしそれらは漠然と映画を観ているだけでは身につかないとも書かれています。
そりゃそうです。
観たことを語ることでしか上達しないとのことで、それはその通りかと思います。
人の真似ばかりではなく、経験が大事。
様々な登場人物のあらゆる考え方や行動の意味を自分なりに解釈して、相手の多様性を認めていくことが大事なのではないでしょうか。
その題材として、映画を集中して見る事ですよね。
ホラー映画にはダイエット効果?
ウエストミンスター大学の研究で被験者にホラー映画を鑑賞してもらい、心拍数や酸素摂取量、二酸化炭素排出量をそれぞれ測定すると90分のホラー映画の鑑賞で、約113カロリーを消費することが明らかになりました。
そりゃヒヤヒヤして違った痩せ方をしそうですね。
強烈な恐怖を体験することで心拍数が上がって、血流も速まって、アドレナリンが分泌されます。
アドレナリンには食欲を抑制し、基礎代謝を高める働きがあるため、カロリーの消費になるそうです。
コメディ映画を観た若者とそうでない若者の血行を調べたところ、コメディ映画を観た若者の方が血流が増加したという結果になったそうです。
笑いの時の呼吸は深呼吸したときや腹式呼吸と同じような状態で、体内に酸素が多く取り込まれることによって血行がよくなり、新陳代謝も活発になります。
他にも笑いには免疫力をアップさせる効果もあると報告されています。