ブログBlog

相手にその気(やる気)にさせる方法

2021-08-02

「○○しなさい!」「○○しないとダメ。」「○○しちゃだめ!」

こんな言葉よく使いませんか?

 

これらの言葉を聞いた相手が、「はい!」と素直に聞いてくる可能性はどのくらいでしょう??

かなり低いと思います。

 

それは人の心理は、「するな。」と言われたらしたくなる。「すれ。」と言われたらしたくない。

(ちなみに北海道では「すれ。」の命令形を「しれ。」という事があります。)

人間は、そんな反発的な動物なんですよね。

従順な子供でも、大人でも同じなんです。

 

もしかして、サーカスのライオンのように「はいっ!やって!」と言われてすぐにやれるように調教されているような場合は別ですが、それはパワハラ・モラハラの世界。

その話はまた別の機会にしますね。

 

今日は、例えのような言葉はパワハラ・モラハラになる言葉です。

ですが、本当に相手にやる気を起こさせたい。もしくは止めさせたい。と思っているとしたら、「してはいけない。」「しなさい。」などの命令系の内容の言葉は逆効果になってしまうのです。

 

「しなさい。」➡「やだな~。」

 

「しちゃだめ。」➡「やだな~。」となります。

これが人間の心理。

 

という事は、「逆の意味」で「しなさい。してはいけない。」を使ってみてください。

例えば、

  • お手伝いをしてほしい時は、「洗濯物畳んでよ!」

➡「洗濯物。畳まなくてもいいからね。」に変えます。

相手は「は?なんだいきなり。なんかあるのか??」となります。

このように思わせて、何も言わず自分の事だけして洗濯物は自分で畳みます。

相手のはしないのもミソ。

 

相手の物はどんどんたまっていきますよね。

すると自分でしなければならないか、こちらに「やってくれないから困ってる。」と言い出します。そうなったら、

 

「家政婦じゃないの。やりたいことだけやっていいのなら、もう自分の物しかやらないからね。」と突き返してやりましょう。

もし、家庭で家事をこなすことが自分の使命とおもって仕事をなさっている方でしたら。

 

相手に負担となってくるようなこと。を「しなくてもいいよ。」といいます。

「電気を消す。」「早く帰る。」「休日の子供の面倒。」「塾の送り迎え。」「ゲーム好きなだけしてていいよ。」

これらをしなくていいよ。と淡々としていくのです。

 

すると、子供は相手から離れていきますし、面倒を見てくれる人になつくのは当たり前の事。

そして、電気代が上がる。携帯代が上がる。経済的負担が増える。信用が減る。

という結果になるのです。

その時まで我慢してください、「結果。こうなったよ。だから今まで、『してよ。(やめてよ)』と話してきたんだけどな。」とさりげなく話してみましょう。

 

するとたいていの人は、言い返す言葉がなくなるでしょう。

勉強も、悪い癖も、「なんで指摘されているのか。」と、相手が実感しなければ全然効果はないのです。きっかけとして、「逆の抑止力・催促」をするようにしてみてはいかがですか??

 

追記

うちでそれを子供たちにしたら、全くやらなくなりました・・・。

夫は、私の機嫌が気になるようでやってくれるようになりました。

 

相手にもよるかもしれません!みんな同じではありません!

頑張りましょう!