双極性人格障害の危険
2021-09-26
双極性障害の危険
双極性障害の危険についてお話しします。
上記の精神障害をご存じですか??
「うつ病」は効いたことがありますよね。
うつ病は日本人はかかりやすく、一生のうちに一度はかかる病気です。
双極性障害とは昔は「躁うつ病」と言われていました。
「躁病」とは「ハイの状態」~なんでもできる。行動的、衝動的。買い物依存になったり、ギャンブル依存になりやすい。状態にある事です。
双極性障害は、うつ状態と、そう状態が繰り返し起こる疾患です、
安定した精神状態を保つように、薬が処方されます。
しかし、うつっぽくなっていた方が、「なんだか最近は活動的になって、よくなってきたのでは?」と思われがちです。
最初は「うつ病」と診断されていた方がうつから、躁状態に好転する場合があります。
その場合は双極性障害に変更し治療薬も変更してゆくことになります。
危険なのが、「そう状態」と「元気になって」とが同じように見えてしまう事です。
ましては、薬を飲んだ状態。もしくはうつ病の薬を飲み続けていたことで、躁状態になっているのに薬を飲んで、更にハイになってしまっているときです。
こんな時には衝動的に何かをしてしまう危険が高まります。
この状態でアルコールが体内に入った場合、更に衝動や行動的になってしまいます。
そこで、過去を思い返してしまったり、悲観的な状態に落ちいると、自殺企図が再燃したり、衝動的に自殺への欲求が増します。
よって自殺や自傷をすることが多くなります。
うつ病からの「躁状態ヘの転化」「双極性障害への転化」は慎重に見極める必要があります。
「うつ状態で薬を飲んでいたのに、最近は良くなったんじゃないか??」と思わせた時が危険のサインです。
「もう治ったから。」と受診を辞めずに、必ず受診をして薬の調整をしてもらいましょう。