なぜ?は使いよう。効果的な使い方。
2021-08-10
質問上手になりましょう。
子供に「なんで勉強したくないの?」と聞くと、
「わかんない。」とか「知らない。」とか素っ気なく返答させることがありませんか?
「なんでこんなことしたの?」と聞くと、「なんとなく。」とか、「わかんない。したかったから。」とか。
こんな感じなんですけど、どうしたらいいのでしょう。とういう相談をお受けします。
確かに、子供からすると、本当にわからないのかもしれないし、子供もどうしたらいいのかわからないのかもしれません。
それに、思春期で「話すのが面倒」。と「理由はわかっているけど・・・。」と原因は何かあるのかもしれません。
でも、先ほどの「なんで?」の聞き方では、もう一歩足りないんでよね。
を上げてみますね。
例えば、「なんで勉強しないの??」は、「最近勉強は何をしているの?」「休み中、何して過ごしてるの?」
というように「何。」というところに本人から話してもらうような質問にします。
こうすることで、勉強以外の「何々。と出てきますね。」
ですから、こちらが聞きたい内容をピックアップして聞き出す、ちょっとしたコツ。
「ゲーム。」「YouTube見てる。」等。
すると、そこから話が発展するのです。
「へー。ゲームって何してんの?」
「へー。そんなにYouTube面白いのやってるんだ。何がお勧め??」
なんていう聞き方にしてみましょう。
ちょっとヤサぐれてしまっていたら、「知らない。」で押し通されるかもしれませんが」、それは勉強を促すより、親子の信頼関係や、コミュニケーションの問題ですね・・・。
それはそれで問題なので一度ご相談ください。
話を戻すと、
① 聞きたい内容に焦点を当てて、引き出す。
② 話してくれた内容を掘ってゆく(詳しく聞いてゆく)
このように話してゆくことによって、「そっか。それじゃあ忙しくて勉強どころじゃないんだね??」となりますし、「部活の試合が気になって。」かもしれないし、「YouTubeで方程式の説き方やってるから。」という方もいるかもしれません。
ですから、話してくれたらチャンスなんです。
「それって勉強に関係ない。」と思われるかにもしれませんが、本人が勉強の必要性を感じない限り、絶対に勉強はしません。「楽しい。」と思ってするか、「しなければならないもの。」とおもってするかのどちらです。
ですから何でしないでいるのかを紐解いていく必要があるのです。
また「何でそんなことしたの?」も同じことなんです。
理由が子供達にはあるけど、言ってないだけ。
それを理解して、「何で?」と引き出すように、周りからききだして、核心に至る。
核心に至ったときの内容が、どのようなものかを判断して、また聞き方を変えます。
なぜ?から、どのような??というように変換することが必要です。
例えば「○○をしたのって、こういう事からだと思うけど、他にどんなことがあったの??」
「○○だとって、こんなことかなって想像してけど、わからないんだよ。教えてほしいな。」というような聞き方です。
普段から「ダメ!」「なんでそんなことするの?」と頭ごなしに聞いていませんか??
こちらも話し方を変えてみることで聞かれた方もなんとなく話してくれるかのしれません。
それでもだめなら、是非ご相談ください。一緒に解決しましょう!