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不登校と起立性調節障害

2021-09-29

不登校と、起立性調節障害の関係

 

不登校は「いじめ。」や、「学力についていけないから。」「学校に友達ができない。」等の理由があることもありますが、「起立性調節障害。」という病気原因かもしれません。

 

起立性調節障害とは、ちゃんと夜に寝ているのに、なぜか朝が起きられない。

学校に行く時間になると眩暈・頭痛が出現したり、おなかが痛くなる。

吐き気が出る。涙が出る。

 

このように精神的症状や、身体的症状が現れます。

精神的障害と言われていますが、不登校の全員の4割がこの症状が原因とされています。

 

日常生活の改善。ストレスの解消。不安の解消等により改善されるといわれていますが、

血圧変動による意識消失や、頭痛・眩暈等に薬が処方されて、楽になり、学校に行けるようになる例もあります。

 

この疾患を知らないと、「学校をさぼってる。」「だらしない。」「みんなは学校に行っているのに。」と罪悪感を感じてしまいます。

また家族からも信用されなくなり、「さぼり癖。」と思われてしまうこともあります。

 

ですから、上記なような症状がある場合は、悪化してしまう前に、受診して症状にあった治療薬の内服をお勧めします。

そうすれば、症状が改善し、登校できるようになりますが、その子の状態によっては、症状は改善しても、すぐには学校生活になれない場合もあるでしょうから、忍耐力が必要です。

 

あとは一般的に言われているように、日常生活を規則とおりに直しましょう。

時間とうり、良く寝て、時間通り起床する。朝ご飯を食べて、学校に行く。というように規則的な生活を送るようにしましょう。

 

ストレスにへも敏感に反応しやすい状態です。

一日頑張った日は、なるべく早めに入床して精神的な緊張を解くことが大切です。

寝る前には、ぬるめのお風呂に入って、寝る前2時間はスマホを見ない。ブルーライトカットされたものなら大丈夫です。

 

寝る前に勉強をしたいと思われる方もいるでしょうから、ブルーライトカットの眼鏡や、カバーを使用することをお勧めしています。

 

以上のように起立性は直せる疾患です。という事はある種の不登校は改善されます。

精神科や、心療内科へかかることは学生にとって、うれしい受診ではありません。

しかし、精神療法と薬物療法を組み合わせることで改善する可能性はかなり高いのです。