アンガーマネジメント
2021-05-16
最近よく聞かれる言葉になりましたね。
コロナ禍でなかなか密に人とコミュニケーションをとれない世の中にはなってきましたが、人が存在する以上、誰かと関りを持たないではいられないですよね。
私がアンガーマネジメントを勉強し出したのは急性期の病院で毎日バチバチDrと戦っていた時でした。
目標は同じなのに、なぜかDrの最後の一言で結局計画そのものが決まってしまう。
患者本位でも、患者の家族でもない「医師としての勘。経験上の感覚?」なんだろ??
私たち看護師や、ソーシャルの存在、が、無かったかのように感じられ、虚無感の後に、怒りが沸き上がる。
認められたいという気持ちからなんでしょうが、そもそもDrとは違う視点で見ている看護師の意見を聞かずして何を聞く!!
中には「主治医がそういうんだから仕方ないよ。」とあきらめるスタッフ。気持ちはわからなくはない。その方が楽だし。でも楽しいいか?
自分の考えが相手に伝わってるのか、伝わってないのか・・。疑問に思わないのか?
自分一人では患者様のケア・看護はできない。治療も。だから私もそのスタッフの一人として、こみ上げたDrや他のスタッフに対しての人任せな考え方。に怒りがこみ上げてくる事が多かった。
それにDrによっては、「みんなの意見聞かせて!」という人もいたので、余計に色眼鏡をかけ、このDrはどうせ私の意見なんて無視するだろう。と決めつけていたのかもしれない。
行動心理士と同じくらいにアンガーマネジメントを勉強し始めたが、よく言われる「イらっとしたら、とにかく深呼吸して6秒待つ。」
6秒ってなかなか長いんですよね。しかもイラついてるときは・・・・。
ですから、私は「ほー。そっかそっか。吸ってー。吐いてー。」と深呼吸する前に、一言加えた。
「ほー。そっかそっか。」で3秒。ここで相手をちょっと受け入れる。(あらま。そうきたか。OK。OK。)みたいな感じです。
そして、「吸って~。吐いて~。」で「わかりました。」と気分をコロッと変える。
吸って~。はシューっとします。素早く。大きく。相手に気付かれてもいいので、そして吐いて~。は静かにゆっくりとわからないくらいに。
ちょっと騙されたと思ってやってみてください。
トイレに行くふりをしてその場を出るものいいでしょう、気持ちの転換をできるところへ。器材庫でも可。
そして思いっきし、「あ~!腹立つー!!」と、ちっさい声で連呼してから、そこを出る前に「よし。そう来たね。よしよし。想定内。想定内!吸って~。吐いて~。」とするのです。効果ありますよ。